投げ技マイスター

発売から10年、いまだから知りたい柔道指導用補助具

柔道授業で大切なこと

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偉業を達成するには、揺るがぬ信念が必要です。それが、我々が成果を出せる理由です。

「バランスが崩れる」という非日常

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世の人すべてにそれぞれが情熱を持って取り組める何かがあると思います。お仕事の場合、それはお客様のためであることが多いですが、私たちの成長やスキルの向上につながることもまたあります。

投げ技マイスターでできること/できないこと

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「マイスター」とはドイツ語で「職人」。
この 投げ技マイスター を使うことで、柔道の「投げられる」「投げる」の感覚を伝える職人となって頂きたいと願っています。

発売後10年の今

2022年3月7日 有山篤利

Q1.なぜ今動画作成なのか 

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・今から柔道指導教具投げ技マイスターの解説を始めます。投げ技マイスターは、約10年前に話題となった柔道事故の多発をきっかけにつくられた指導補助具です。

 ・柔道での死亡事故の多発によって、①保護者からは柔道指導の安全、②教員からは専門でなくてもできる簡単な指導、③生徒からは運動の苦手な人でも楽しめる学習への期待が高まりました。そこで、この3つの期待に応えるために開発されたのが投げ技マイスターです。

 ・以来、全国いろいろな場所で実技研修を開催し、学会発表や論文執筆、雑誌での連載なども行ってきました。

・実際に授業で活用してもらった先生からは、「生徒が柔道授業を楽しんでいる」「受け身を嫌がらなくなった」「上達が早い」「心身にハンディのある子どもの指導に最適」などの声をいただいており、その知名度は上がりました。

・しかし、残念ながら用具の普及についてはまだまだ限定的なのが現状です。

 ・その原因として大きく三つの声を聞いています。ひとつ目は、入手方法や手段がわからないという声、そして二つ目が使い方がわからないので購入をためらうという声、三つ目が指導上の必要性が理解できないという声です。

 ・製品化されて10年。今、これらの声に応えるべく、改めて投げ技マイスターの解説動画を作成することになりました。 

Q2.投げ技マイスターで何ができるのか 

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 ・投げ技マイスターは、柔道の動きのコツを習得するための指導補助具です。できることは大きく二つに分けられます。

 ・ひとつは受け身のコツの習得で、特に「空中で回転する感覚」を身に付けます。受け身の指導の要点は、畳のたたき方ではありません。初心者の最も大きな壁は、なめらかに回転する感覚がないことです。投げ技マイスターは、この感覚の習得を容易にします。

 ・もう一つは、投げ技の動きの原則を理解し、そのコツを習得することです。投げ技の特徴は、相手を崩して投げることにあります。この「相手を崩す動き」を理解し習得するのに投げ技マイスターは大変有効な教具です。

Q3.投げ技マイスターの特徴は 

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・それでは、投げ技マイスターにはどのような特徴があるのでしょうか。

 ・第1に、重心が浮いた投げられやすい姿勢が自然に誘導されるので、受け身や投げ技の動作が無理なく行えます。

・第2に用具をもって転べるので恐怖感がありません。

・第3に、テコの応用によって小さなパワーで力の伝達ができますので、女子や体力のない生徒が非常に楽です。

・第4に道具の構造によって正しい腕や体幹の操作が誘導されます。

・第5に道具を挟んで相手と距離をとりながらゆっくり操作できるので、互いの動きがよくわかります。

・そして、最後に安全に「投げた-投げられた」という実感が得られます。投げ技マイスターにはこのような特徴があります。

Q4.投げ技マイスターがなぜ必要なのか 

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・最後に,このような補助具がなぜ必要なのかをお話しておきましょう。

 ・運動を指導するときに最も大切なのは、動くコツを伝えることです。

 ・運動というものは、一瞬一瞬の動きのコマ送りではありません。つながりをもった流れなのです。ですので、指導には、動きをつなげる感じ「身体感覚」をどうつかむかが大切になってきます。

 ・でも、初心者はそんな身体感覚などもっていません。そこで、動く感じを表現する言葉掛けに工夫がいるのですが、それが思うよう伝わらないことは、指導経験の豊富な方はよくご存じだと思います。

 ・自分の正しい動きの感じをつかむことはとても難しい。いくらわかりやすい言葉で「感じ」を解説してもらっても、感覚は自分でつかむしかないですから。

 ・そこで、補助具を使う必要があるのです。まず、道具を使って正しい動きを誘導してあげます。正しい動きができることで、正しく動く感じを自ら感じるとることができるようになります。初心者指導に、投げ技マイスターのような補助具を使うことは非常に意味あることなのです。

・それでは次の動画では、投げ技マイスターを使った受け身指導の実際について解説していきたいと思います。

【動画】柔道指導のキーワード

動画へのリンクページ。サムネイルと概要を記載する。

【動画】投げ技マイスターとは何か

これまで培ってきた私たちの経験や実績をもとに、数々の素晴らしいお客様にご愛顧いただいております。

【動画】

投げ技マイスターを使用した授業の進め方。

使用者の声

着任校に投げ技マイスターがありましたが、導入時点の先輩がすでに退職されており、使い方がイマイチわからなかった。(栃木県、中学校教員)

学生時代は陸上競技を中心に行ってきたので、柔道指導に自信がありませんでしたが、投げ技マイスターを使うことにより、転ぶ体験を繰り返し実施できるので助かっています。(愛媛県、中学校教員)

柔道の授業は外部講師の方にもお願いしていますが、どうしても目が行き届かない所があるので、このような補助具があるのは助かります。生徒同士の楽しみながらやっているので、質問が多く来ます。(京都府、中学校教諭)

柔道教室で初心者向けに使っています。先日、見学にみえた親にも体験してもらいましたが、柔道の楽しさを感じて頂けたようです(愛知県、少年柔道教室指導者)

高齢者向けの転倒予防教室を展開していますが、投げ技マイスターでカラダの丸め方を伝えています。(愛知県、デイサービス経営者)